震災奮闘の軌跡 記録誌になり宮城県建設業協会が出版 

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東日本大震災の発生直後から、被災地で救難活動やインフラの復旧作業に尽力してきた地元の建設業者の取り組みを知ってもらおうと、宮城県建設業協会が記録誌の出版を続けています。がれき撤去や遺体の仮埋葬など、過酷な業務に従事した作業員の軌跡をカラー写真や談話、統計資料で振り返っています。

 A4判の冊子で「3.11東日本大震災 宮城県建設業協会の闘い」で発行されています。協会に加盟する約250社が情報提供や編集に携わりました。
 第1集では、震災発生直後から約2週間の状況を時系列にまとめています。地震や津波で寸断された道路網復旧のため、冷静に重機や作業員の配置を指揮する経営陣。燃料不足や通信障害の下でも現場で着々と業務をこなす作業員…。当時の切迫感を交えながらつづっています。
 津波被災地では、がれきや土砂の撤去中、多くの作業員が犠牲者の遺体を発見しました。「驚きや悲しみに浸ってはいられない」と、自らを鼓舞して仮埋葬する様子も伝えています。
 第2集は、応急的な整備が終わったとはいえ今なお復興途上にある沿岸部や内陸部に対し「地域建設業として何ができるか」を、経営者や被災現場を渡り歩いた作業員らが提言しています。

 協会の伊藤博英事務局長は、混乱した状況で作業員の事故など二次災害を起こさず対応できたのは「地域の地形や住民の顔ぶれを知り、高度な技術も備えた地域建設業者の足腰がしっかりしていたから」と振り返っています。

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