【秋田県】海岸線に7基の大型風車を建設、7800世帯分の電力

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全国各地に発電所を展開するJ-POWER(電源開発)が、22番目の風力発電所の建設工事を秋田県の由利本庄市の海岸で7月27日に開始しました。市内を流れる子吉川が日本海に流れ出る河口の南側に建設され、1基あたりの発電能力が2.3MWの大型風車7基を設置する計画です。合計で最大16.1MWの発電能力になります。運転開始は2017年2月を予定しています。

由利本庄市の沿岸部は風況に恵まれていて、年間の平均風速は毎秒6メートル程度が期待されます。風力発電の標準的な設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は20%で、これをもとに計算すると年間の発電量は2800万kWhになる見込み。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して7800世帯分に相当し、由利本庄市の総世帯数(約3万世帯)の4分の1以上をカバーできる発電量となります。

J-POWERは建設にあたって、環境影響評価のプロセスを実施する必要があり、その過程で環境省から2つの点で指摘を受けました。1点目は周辺に住宅や病院が点在するために、風車の騒音と影がもたらす影響を調査して対策を実施すること。2点目は動植物の保護で、周辺地域に生息する希少な鳥類や海岸に生える野草の状況を定期的に調査して保全措置をとるように求めています。

「由利本荘海岸風力発電所」はJ-POWERが秋田県に建設する風力発電所では2カ所目になります。1カ所目は由利本庄市の南側に隣接する、にかほ市の高原地帯に「仁賀保高原風力発電所」(24.75MW)を2001年に運転開始しました。

秋田県では日本海側を中心に風力発電所が数多く稼働中です。2015年7月1日の時点で143基の風車が運転していて、発電能力は208MWに達しています。さらに新設計画も続々と始まって、固定価格買取制度の認定を受けた風力発電設備の規模は全国のトップとなっています。最近では大型港の周辺海域で洋上風力発電の建設プロジェクトも始まっています。

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