【石巻・雄勝】 防潮堤 震災前と同じ高さ完成

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東日本大震災の津波で被害を受け、復旧工事が行われていた宮城県石巻市雄勝町波板地区の防潮堤が完成し、現地で式典がありました。住民の要望を踏まえて高さを震災前と同じ約4.8メートルとしたほか、地元特産の玄昌石を埋め込み意匠を凝らしました。雄勝町で震災後に防潮堤ができたのは初めてです。

防潮堤は延長約100メートルあります。震災の影響で沈下した約1メートル分をかさ上げしました。工期は昨年3月2日から今月10日までで、総工費は約5000万円です。玄昌石約1000枚を階段と展望部に配置しました。地域住民や支援者が連携し扇形と三日月形にデザイン、加工しました。

式典には住民ら約40人が出席しました。波板地区会会長は「震災で集落が崩壊し、多くのNPOやボランティアらの協力でここまでやってきました。身の丈に合った地域づくりにまい進します」と述べました。
市長は「防災・減災だけにとどまらず、地域づくりの新たな可能性に期待したいです。自然と一体となり、震災前にも増して素晴らしい地域となるよう最大限支援します」と話しました。
波板地区は震災前、21世帯約60人でしたが、津波で17世帯の家が流されました。仮設住宅などで生活する6世帯15人ほどが5月にも、地区の高台にできる災害公営住宅などに住む見通しです。

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